2025年9月19日
9月下旬まで朝の雷雨と強風続く見通し
シンガポール気象庁は9月16日、月末まで早朝の雷雨と強風が続く見通しであると発表した。スマトラ・スコールによる広範囲の雷雨と突風が、未明から朝にかけて複数日にわたり発生すると予測されている。
気象庁によれば、午後にも短時間の雷雨が島内各地で見られる日がある一方、降雨のない日も少数ながらあるとした。9月後半の降水量は、島全体で平年並みとなる見込みである。
気温については、多くの日で日最低気温が24度、最高気温が33度前後となり、一部の日には34度を超える可能性があるという。
9月前半の気象を振り返ると、南西モンスーンの影響により各地で短時間の雷雨が発生したほか、スマトラ・スコールが複数日にわたり未明から朝に雷雨をもたらした。特に9月5日にはサリムブン貯水池付近で一日の降雨量が102.6ミリに達し、月前半の最大値を記録した。
9月前半のシンガポール全体の降水量は平年を大きく上回った。また、最高気温が30度を超えなかった日は4日あり、最も高かったのは9月3日のアドミラルティで33.8度、最低気温は9月15日のプラウウビンで21.9度であった。9月の前半平均気温は最高31.6度、最低25.2度で推移した。
気象庁は今後も変動の激しい天候が続くとして、外出時や通勤時間帯の強雨・強風に注意するよう呼びかけている。


