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社会

2025年8月28日

ジョホール地震によるシンガポール建物への影響なし

 シンガポール建築建設庁(BCA)は8月26日、マレーシア・ジョホール州で8月24日未明に発生したマグニチュード4.1の地震について、シンガポール国内の建物には影響がなかったと発表した。
 
 BCAによれば、国内の建物は国際的に認められた基準をシンガポール向けに適応させた設計に基づき建設されており、地震による揺れなどの水平力に耐え得る十分な強度を備えているという。また、BCAや関連機関は常時リアルタイムのデータを監視し、地震活動が建物に及ぼす影響を評価している。
 
 今回の地震は8月24日午前6時13分、シンガポールから約180km離れたジョホール州セガマットで発生した。シンガポール国内に設置された振動センサーはいずれも反応しておらず、影響は確認されなかった。
 
 BCAは今後も地域の地震活動を継続的に監視し、気候変動や地震耐性といった環境条件の変化に応じて建築安全基準を見直し、国際水準に即した形で更新していく方針を示した。
 
 同日、マレーシア気象局は午前9時頃ジョホールで再び揺れが観測されたと発表。さらにクルアン北西約28kmでマグニチュード2.8の地震が発生し、ジョホール、ネグリスンビラン、マラッカ、南パハンの一部で揺れが感じられたと報告している。

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