2025年8月11日
NDP2025、SG60記念でパダンとマリーナベイを結ぶ大規模開催
2025年8月9日、シンガポールは建国60周年(SG60)を祝うナショナル・デー・パレード(NDP2025)を、従来のパダンに加えて初めてマリーナベイへと会場を拡張して開催した。
文化・コミュニティ・青年省およびNDP実行委員会が5月25日に発表していた通り、高層ビル群を背景にしたドローン演出、音楽、公演、花火を組み合わせた新たな演出が導入され、国内外から注目を集めた。
当日は赤と白の装飾と傘に彩られた会場に多数の観客が詰めかけ、小雨がぱらついたものの天候は持ちこたえ、マリーナベイには虹がかかる場面もあった。パレードではシンガポール空挺部隊「レッドライオンズ」によるパラシュート降下やF-16戦闘機のフライパスト、華麗な花火などが次々と披露され、観客を魅了した。
さらにブルネイ、インドネシア、マレーシアの各国首脳が出席し、パダンでのパレードに参加したことは多地域との友好と連帯を象徴するものであり、これは2019年以来の試みであった。
NDP2025はSG60という節目を背景に、会場空間の拡張、演出の多様化、国際的ゲストの参加など、従来を超えるスケールで実施され、国民の団結と未来への希望を鮮やかに示す一日となった。


