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経済

2025年7月30日

シンガポールのCOE枠、8〜10月期は2.6%増の1万8,701枚に

 シンガポール陸運庁(LTA)は7月28日、8〜10月期のCOE(車両所有権証書)供給枠を前期比2.6%増の1万8,701枚とすると発表した。5〜7月期の1万8,232枚から469枚増加する。
 
 カテゴリー別では、小型車やEV向けのカテゴリーAが1%増の7,586枚、大型車・高出力車向けのカテゴリーBが1%増の4,737枚、商用車向けのカテゴリーCが1%増の1,642枚となった。バイク向けのカテゴリーDは前期と同じ3,198枚で、オープンカテゴリーEは27.2%増の1,538枚となる。
 
 COE供給は過去12ヵ月の車両廃車件数に基づき決定されるほか、今後廃車予定車両の前倒し分や、LTAによる追加注入分も含まれる。8〜10月期の前倒し・追加分は4,354枚で、前期の5,155枚から減少した。LTAは2018年以降、商用車以外の車両カテゴリーで車両保有台数のゼロ成長を維持している。
 
 直近の廃車件数は増加しており、今回の供給枠では1万4,181枚が廃車に由来する。4〜7月期は1万3,087枚、2〜4月期は1万2,969枚であった。
 
 一方、販売業者からは「大型車向けの供給が予想より少ない」との声が上がっている。マツダの代理店トランス・ユーロカーズのマネージングディレクター、チョン・カー・ウェイ氏は「この枠ではCOE価格は現状維持の可能性が高い」と指摘した。
 
 新しい供給期間における最初の入札は8月6日に締め切られる予定である。

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