2025年7月23日
チャンギ空港、第2四半期に1,750万人の乗客を記録
チャンギ空港は2025年第2四半期(4月~6月)において、約1,750万人の旅客数を記録し、前年同期比で5.9%増、さらにコロナ前の2019年第2四半期と比べても4%の増加となった。これはパンデミック以降、初めて明確にコロナ前の水準を超えた動きである。
空港運営会社であるチャンギ・エアポート・グループ(CAG)は7月22日のプレスリリースで、4月が578万人、5月が582万人、6月が588万人と、いずれの月も安定した増加傾向を示していると報告した。
国別では中国が最大の旅客市場となり、次いでインドネシア、マレーシア、オーストラリア、インドが続いた。特に中国との往来は前年同期比で15.8%増、インドネシアとの往来も12%増加しており、CAGはアジア域内の旅行需要回復への取り組みの成果と位置づけている。
CAGのリム・チン・キアット執行副社長は、「特に中国とインドネシア市場での伸びが著しく、チャンギ空港の回復が地域全体の航空需要を牽引している」とコメントした。
航空機の離着陸を含む航空機運航数は、2025年第1四半期に9万3,600件となり、前年同期比で4.9%増加した。
新たな就航先としては、第2四半期中にオーストリア・ウィーン、マレーシア・コタバル、ベトナム・ニャチャンが加わり、接続都市はさらに拡大している。
7月1日時点で、チャンギ空港では約100の航空会社が週7,200便以上を運航しており、世界50ヵ国・地域170都市以上と結ばれている。
また、7月末に運航停止する格安航空会社ジェットスター・アジアの路線のうち、沖縄とラブアンバジョ(インドネシア)便はスクートが2025年10月から2026年3月の間に引き継ぐ予定。中国・無錫便は中国の吉祥航空が8月29日から運航を開始するが、オーストラリア・ブルーム便は当面運休となる。
なお、T’Way Air、フィリピン航空、ミャンマー国営航空、ミャンマー国際航空の4社は今後数カ月以内にターミナル2へ移転し、空港全体のリソース最適化が進められる見通しである。
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