シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPCOE価格が全カテゴリーで上昇

経済

2025年7月10日

COE価格が全カテゴリーで上昇

 7月9日に締め切られた最新のCOE(車両購入権)入札において、すべてのカテゴリーで価格が上昇した。これは、シンガポールでの車両登録に必要なCOEのコストが、車両購入価格に直接影響を及ぼすことを意味している。
 
 小型車および出力の低い電気自動車(EV)に該当するカテゴリーAでは、COE価格が3%上昇し、前回の9万8,124Sドルから10万1,102Sドルとなった。
 
 大型車および高出力EVに該当するカテゴリーBでは、価格が2.5%上昇して11万6,670Sドルから11万9,600Sドルに上昇した。
 
 すべての車種(バイクを除く)に利用できるオープンカテゴリー(カテゴリーE)は、1.4%上昇し、前回の11万6,889Sドルから11万8,500Sドルとなった。このカテゴリーは、実質的に高価格帯の乗用車に使われることが多い。
 
 商用車向けのカテゴリーCでは、COE価格が6万5,000Sドルから6万6,689Sドルへと2.6%の上昇を記録。また、バイクを対象とするカテゴリーDでは、9.2%と最も大きな上昇率を示し、8,600Sドルから9,389Sドルに上がった。
 
 今回の結果は、物価上昇や需要の高まりを背景に、車両購入コスト全体が引き続き上昇傾向にあることを示している。車の所有を検討する市民にとって、COEの価格動向は今後も注視すべき重要な指標である。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPCOE価格が全カテゴリーで上昇