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政治

2020年7月16日

マリーナ・ベイの浮体施設再開発、ウォハ・アーキテクツが設計受注

 独立記念日パレードなど国家的行事の開催場所である浮体施設「フロート@マリーナ・ベイ」の再開発で、建築設計事務所ウォハ・アーキテクツのチームがコンセプト・設計入札を落札した。国家開発省と国防省の共同声明によると、2022年3月の着工、25年末の完工を予定している。
 
 フロート@マリーナ・ベイは仮施設として建設された。来年、独立記念日パレードを開催した後、取り壊す。
 
 新施設は、国軍が主役の独立記念日パレードのほか、中国系民族の伝統を継承する、旧正月を祝うランタンフェスティバル「リバー・ホンバオ」、シンガポール・カウントダウンの開催場所とするほか、一般市民の憩いの場として開放する。
 
 入札には25件の応募があった。ウォハ・アーキテクツの提案には、行事に合わせ変更が可能なイベント会場およびプールや水上スポーツ施設が含まれる。
 
 マリーナ・ベイを囲む一帯には遊歩道を整備する。飲食・小売り施設用スペース、国防をテーマとした展示室も整備する。ウォハはデザイン会社のポピュラスとチームを組む。
 
 現在のフロートは2万7,000席を収容できるが、新フロートは3万~3万5,000席の施設とされる。

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