2019年12月6日
海外進出奨励機関、中堅企業育成計画の第2弾を開始
中小企業の海外進出を支援する、貿易推進機関のエンタープライズ・シンガポール(ESG)は12月5日、有望な中堅企業の急速な業務拡大を支援する「スケールアップSG」の第2弾を開始した。雇用を創出し、また経済に貢献してもらうのが狙いで、18社を支援対象に選んだ。
支援計画の実施期間は2年半で、これらの企業は事業戦略を互いに学び、またパートナー企業であるマッキンゼー・アンド・カンパニー、PwCシンガポールからアドバイスを受ける。
今回選ばれたのは、アデムコ・セキュリティー、タイ・シン・エレクトリック、オンライン家具販売のカストレリー、渋谷駅構内に出店している豆乳のミスタービーン、フィンテックのアデラ・グローバル、表参道に出店している野菜料理のサラダストップ!など18社。
アデラのレノン・タン会長は「選ばれたほかの企業との交流を通じ、教科書では得られない実例から学ぶことができる」と期待を表明した。
第1弾では、銀座に出店している老舗ポークジャーキー専門店のビーチェンヒャン(美珍香)など25社が選ばれた。最初の段階では企業としてこれまでの2倍のペースで成長するための戦略を練り、次の段階で実行に移す。
ESGは将来的に、零細企業もスケールアップSG計画に含める方針だ。