2007年10月15日
あなたの中のシンガポール人度チェック
10月9日付の地元ストレイツ・タイムズ紙になかなか面白いコラムが載っていました。題して「日本人度テスト」。筆者は日本語を勉強するために京都に1年ほど在住しているシンガポール人男性で、インターネット上の様々なフォーラムなどから拾い集めた「日本人度テスト項目」が以下。
- ・電話で話しながらお辞儀をする
- ・田んぼの真ん中に自販機があっても驚かない
- ・セーラー服を見るとついコーフンする
- ・8チャン(フジ系)のちょっとエッチな深夜番組が楽しみだ
- ・1回の会話で最低3回はゴメンと言う
- ・写真を撮られる時は必ずピースサイン
- ・外国人の知り合いにも必ず血液型を尋ねる
- ・混んでいる場所では手刀を切りぺこぺこ頭を下げて通る
筆者にとってはまだまだ戸惑いを感じる項目があり、「もうしばらくは日本に居ることになりそうだ」とのことでした。
そこで、早速「シンガポール人度テスト」を考えてみました。
- ・3時のミーティングなら、3時に現地にたどり着けばよい
- ・昼ごはんを食べながら「晩ごはんなに食べる?」と話す
- ・袋入りインスタントラーメンを電子レンジで作れる
- ・電話は、用件が済んだら相手が切る前にすみやかに切る
- ・失敗は決して自分のせいではないことをきちんと説明する
- ・ゲップが出るのは仕方がないので人前で隠す必要はない
- ・クリスマス・シーズンは暑いものだ
- ・休日はスッピン又はヒゲ面・短パン・サンダルで出掛ける
冗談はさておき、人の行動や振る舞いは、育った環境や文化が大きく影響しますが、環境によってまた変化します。環境に順応することも大事ですが、「朱に交われば紅くなる」で良くも悪くも周りに影響されてばかりなのも考えもの。自分にとって糧となる影響には柔軟に、しかし自分のためにならない影響には左右されない、芯の強さを持ちたいものです。
この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.108(2007年10月15日発行)」に掲載されたものです。