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モルディブ

2005年2月7日

モルジブリゾートの現状「行っても大丈夫?」

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津波の一般的な被害状況は連日ニュースとして入ってきますが旅行先として選択するリゾートホテルの施設や観光資源の回復度までは把握しにくいところです。

シンガポール在住日本人の間では絶大な人気を誇るモルジブではほとんどのホテルが営業再開していますが、現地から発信される情報に頼りきりで今ひとつ客観的なデータが得られず旅行を躊躇される人が多いようです。

2005年1月15日時点の「外務省海外安全ホームページ」には「被害が大きかったのは観光客の訪れない住民島であり、外国人が訪れるリゾート島では建物や桟橋の設計、建材などの水準が比較的高く、被害は限定的なものとなる。治安は安定しており、伝染病等発生の可能性も低いと見られている。」

「リゾート全体としての観光客の受け入れ能力が幾分か低下しているものの、訪問できないような状況にはないと考えられる。念のため航空便や個別のリゾートホテルの最新状況については、旅行代理店等を通じ、事前に確認されることをおすすめする」とあります。

旅行代理店としてはお客様に無責任に販売するわけにはいかず最新情報を入手しておかなければなりません。そこでタージ・コーラルリーフ・リゾート再オープンにあわせて現状視察を行ってきました。

 

空港・市内他の状況

02空港

滑走路、旅客ターミナルとも破損された様子はない。送迎で利用する各ホテルのカウンターとボートの発着場所は浸水したものの大きな破損はなし。カフェやマーレへのフェリーも従来通り運航。

首都マーレの様子

首都のマーレでは船着場の周辺のみの視察となるが、ホテル、街路とも破損された様子はない。津波発生後に浸水するも水はすぐに引いたとのこと。

ツーリストの動き

空港周辺ではアジアからのツーリストはあまり見かけない。圧倒的多数は欧米人の熟年カップルと少人数単位のグループ。ヨーロッパマーケットでは人気が定着している旅行先のため、すでに多くの旅行会社や報道関係者が現状視察済みで早期マーケット回復に向けて努力している。

03空港からホテルへの送迎

送迎ボートから見えるリゾートやローカルの島でも特に津波の影響による被害らしきものは見えない。例外としてフォーシーズンやソネバギリといった超高級リゾートの水上コテージは陸から離れた場所に桟橋を伸ばして建設するのでやはり津波による破損は免れなかったようだ。遠方からでは細部まで観察できないがコテージの原型はほぼそのまま残っている。

 

タージ・コーラル・リーフ・リゾートの現状

浸水のため発電機と水道施設に故障が発生し営業を停止したものの2月1日より営業を再開。

04客室

水上コテージ、ビーチコテージとも浸水したため壁の塗装をし直して内装をリノベーション。寝具やカーテンも新調されたためむしろ以前より部屋全体が明るくきれいになっている。

施設

リゾートの玄関口となる桟橋、フロントロビーとバー周辺エリアは改装工事を経てリニューアル。かなり荒らされたであろうリゾート内の南国植物類も植え込み作業が完了しているので島内の景観はまったく今までと変わらない。

ビーチ及びリーフの状況

ビーチでは夕方になるとエイがやってきて、ゲストが餌を与える、名物「エイの餌付け」も行われていた。

ビーチとリーフを取り囲む石積みの防波堤は損害なし。

一時は海中で砂が舞っていたハウスリーフも今は元通りの状態に戻る。

念のためスノーケリングを実体験したところクリアな海中でサンゴやたくさんの海中生物を見ることができた。ダイビングについては日本人インストラクターのみちよさんに最近の海の中の状態を尋ねてみたところ一部のダイビングポイントでは水流の通り道となる岩肌の一部が崩されているのを目撃したが、うわさになっているようにサンゴが破壊されているようなことはなく今まで通りの美しい海を保っているとのこと。

ホテルスタッフ

リノベーション中の一時営業停止により休暇をとっていたスタッフもほぼ現場復帰していたので滞在中はサービス面で見劣りするようなことはなかった。むしろゼネラルマネージャーのカイマル氏を中心にして再開後すぐに来てくれたゲストを心からもてなそうとの前向きな意欲がうかがわれ好感がもてる。

以上が最新、2月2日時点での現地からの情報です。

2月1日の滞在客数はイタリア人がほとんどで計43名でした。タージ・コーラル・リーフは割安なリニューアルキャンペーン期間を設定し、大変にお得となっております。空気が爽やかな乾季のベストシーズンの今、復興のためにも是非訪れてみてください。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.031(2005年02月07日発行)」に掲載されたものです。
文= Trips International

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