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国際

2019年12月9日

シンガポール空軍の常設分遣隊基地、米領グアム島に建設

 シンガポール空軍の常設分遣隊基地が米領グアムのアンダーセン米空軍基地に建設される。シンガポール空軍が利用できる海外の戦闘機訓練施設は6カ所目だが、グアムがシンガポールに最も近い。
 
 シンガポールは空域が狭いため、戦闘機訓練場として米国の3カ所と、豪州クイーンズランド、仏ボルドーの施設を借り、分遣隊を配備している。
 
 カリフォルニア州で行われた調印式にはマーク・エスパー米国防長官とン・エンヘン国防相が当たった。
 
 軍事協力では、米軍はシンガポールの空軍、海軍基地を利用しており、9月に15年間の契約更新を行った。
 
 ン国防相は「アジア太平洋地域の安定には米軍の存在、影響力が必要、というのがシンガポールの立場だ」と語った。
 
 シンガポール空軍はグアムにF15とF16戦闘機、ビジネスジェット機のガルフストリーム G550を含む飛行中隊を駐屯させる。運用開始は2029年で、格納庫、エプロン、そのほかの支援設備を建設する。
 
 シンガポール空軍は近隣国では、インド、タイにも部隊を配備しており、グアム分遣隊はこれらとともに緊急時にシンガポールに帰還配備される。
 
 シンガポール国軍がグアムで初めて訓練を行ったのは1990年代初頭で、米海兵隊、海軍との合同軍事演習に参加した。

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