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社会

2019年12月6日

キックボード利用に学科試験、歩行者にも道路利用の行動規範

 シンガポール運輸省は、アクティブモビリティー(活動的な交通手段)に関する諮問パネルがまとめた提言の受け入れを決めた。自転車、電動スクーター(キックボード)など移動支援手段のユーザーのみ適用対象だった行動規範を、歩行者にも適用する。
 
 歩行者、アクティブモビリティー機器利用者の安全を高めるためで、具体的詳細をシンガポール陸運庁(LTA)が作成し、発表・実施する。
 
 提言によれば、キックボード、電動アシスト自転車を公道で使うユーザーは学科試験に合格することを求められる。 
 
 歩行者には歩道を利用する際、左側通行を奨励する。キックボードを仕事で利用する企業には、第3者傷害保険への加入を義務付ける。 
 
 公道でのキックボードの利用は年齢16歳以上の者に限定する。携帯電話を利用しながらのアクティブモビリティー機器使用を禁止する。
 
 アクティブモビリティー機器には、電動アシスト自転車、自転車、1人乗り移動支援機器、キックボードが含まれる。キックボードの登録台数は10万台で、歩道での利用が最近禁止された。デリバリーサービスでは7000台が利用されている。

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