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社会

2019年12月5日

チャンギ空港第4ターミナルで試験運用、虹彩・顔認証で入国

 
シンガポール移民・検問庁(ICA)はチャンギ空港第4ターミナルで6カ月間に及ぶ新たなに入国審査システムの試験運用を開始した。
 
旅券と親指の指紋の跡による本人確認ではなく、虹彩と顔認証による確認で、入国者はカウンターに設置されている、スキャナー機能のあるカメラの前を通るだけで審査を終える。親指の指紋認証の場合、老化、乾燥、傷で変化し、身元確認が困難という例がみられている。
 
新システムの対象は6歳かそれ以上の国民で、昨年1月1日以降に交付の旅券の所持者。この身元確認システムを利用する人は、サングラス、帽子など目、顔の認識に障害となるものを外しておくことを求められる。
 
この身元確認方式はウッドランズにあるマレーシアとの国境検問所では既に導入されている。
 
運用しているのは2種の方式で、スキャナーが2台設置してあるカウンターでは前後に並んだ2人が同時に審査を受けることができる。1台設置のカウンターでは1人の審査が終わった後、次の人がカウンターに入る方式だ。
 
虹彩・顔認証による入国審査システムの導入は、増大する空港利用者に対応するためで、旅券をチェックする方法より短時間での審査が可能だという。いずれ外国人入国者にも適用する。

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