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政治

2019年12月4日

外国人労働者の国籍多様化を、チャン通産相が呼び掛け

 
チャン・チュンシン通産相は12月3日、シンガポール中華総商会(SCCCI)創設200周年記念夕食会で演説し、企業は外国人労働者を雇用する際、特定の国の人材に依存することを避け、多様な国から採用するのが望ましいと述べた。
 
チャン氏は「なじみの国から採用するのは便利だが、1国に集中するのはリスクを伴う」と社員構成の多民族化を求めた。
民族の多様性は事業継続にも役立つという。このためチャン氏は、外国人労働者がシンガポール社会に融合するための手助けも企業に要請した。
 
政府はシンガポール人労働者を組織の核とすることを奨励しているが、チャン氏は「われわれの祖先の出自は多様だ。シンガポールは多民族、多文化の国家であり、国の発展に貢献できる人物を外国から歓迎しつつ、社会構造を守り、作り上げる必要がある」と述べた。
 
SCCCIのローランド・ン会頭は「シンガポールの多民族、多宗教、多文化社会は固有の強みだ」とあいさつした。

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