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国際

2019年12月3日

MARiiが馬韓企業と提携、電気バス組立工場建設へ

 
貿易産業省傘下のマレーシア自動車・ロボティクス・IoT研究所(MARii)は、韓国とマレーシアの企業と組み、電気バスの組立工場をマレーシアに建設することで合意した。初期投資額は1億米ドル(約80億円)で、実現すれば国内初の電気バス組立工場となる。国営ベルナマ通信が11月29日付で伝えた。
 
韓国企業は電気バスを供給するエジソン・モーターズで、一方のマレーシア企業は未公表。ダレル・レイキング貿易産業相によれば、両社は現在、技術移転について協議を進めているという。
 
MARiiのマダニ・サハリ最高経営責任者(CEO)は、工場の立地や規模などの詳細について来月から調査を始めるとしている。なおエジソンは韓国で初めて電気バスの供給を開始した企業で、圧縮天然ガス(CNG)を燃料とするバスも製造。電気バスは日本にも輸出している。
 
調印式は、マハティール首相が先週韓国を訪れた際に行われた。MARiiはほかにも、サバ州で再生可能エネルギー発電所を備えた大型畜産農場を開発することで、マレーシアのマックス・レガシーと韓国のネトコビナと合意した。
 
この案件は20億米ドル(約2,182億円)を投じるというもので、既に第1フェーズ向けの資金5000万米ドル(約55億円)は確保。最終的に2億5000万平方メートルを開発して牛15万頭を飼育し、太陽光発電の出力は1000メガワット(MW)、バイオマス発電の出力は200MWを目指す。牛は1日当たり最大1000頭を処理し、国内外に出荷するとしている。

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