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政治

2019年12月2日

次期総選挙では日本技術の特殊なペンを採用、立候補手続きも簡単に

 
首相府選挙局は11月29日、次期総選挙では投票用紙に「エックス(X)」の印が自動的に印字できる、日本の技術を取り入れたハンコ式ペンを採用すると発表した。ほとんど力を必要とせず、政党名のところに印を押すことのできるペンで、韓国など複数の国ですでに採用されているという。
 
 選挙委員会はそのほかの改定手続きも発表した。候補予定者、有権者双方の利便性を高めるためで、有権者は電子政府サービスであるシングパスのホームページ、またはシングパスのモバイルアプリを利用し、自身が所属する選挙区、投票所、投票番号を知ることができる。
 
 候補者指名日以降、有権者は投票所入場券を電子的に入手できる。紙に印刷した入場券はこれまで通り、すべての有権者に郵送されるが、投票所に持参するのを忘れても、電子入場券で入場できる。
 
 投票所では本人であるかの確認を入場券による照合ではなく、身分証明書のスキャンで済ませるため、待ち時間が短縮されるという。投票終了後は集計機械を利用する。
 
 立候補届け出では、ほとんどの手続きを電子的に行うことが可能になる。しかし指名取得に必要な書類と、推薦者の署名のある書類は候補者指名日に所定の事務所まで持参しなければならない。次期選挙は2021年4月までに実施される。

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