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社会

2019年11月29日

フェイクニュース禁止法に基づく記事訂正命令、アレックス・タン氏が拒否

 
内務省は、フェイスブックに虚偽の情報を掲載したとして、フェイクニュース法(オンライン虚言・ごまかし禁止法)に基づきアレックス・タン・ジシャン氏(32)に訂正文の掲載を命じたが、タン氏は、自分は豪州市民になったと主張し、外国政府の命令には従わないとして訂正文掲載を拒否した。同法に基づき訂正を命じられたのは2人目。1人目は野党党員で、虚偽情報をフェイスブックに掲載したとして、訂正を命令された。
 
 タン氏はステーツ・タイムズ・レビュー(STR)の名称でフェイスブックにアカウントを開設している。
 
 タン氏は11月23日、STRのページに、与党・人民行動党(PAP)党員のレイチェル・オン氏が某宗教とつながりがあるとの情報を漏らしたある人物が逮捕され、もう1人も捜査を受けていると書き込んだ。
 
 これに対し内務省は、逮捕者はなく、起訴された者も存在しないと全面否定している。
 
 タン氏は11月28日にフェイスブックに新たな書き込みを行い「逮捕者はなかったとシンガポール政府は主張しているが、われわれが得た秘密情報と異なる」と主張。
 
 さらに「シンガポールの選挙結果は操作されている」と述べた。内務省は「馬鹿げた主張」と反論。票の集計にはすべての関係者がオブザーバーとして監視しているとした。同省はタン氏をシンガポール市民とみなしている。

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