第3四半期のサービス業売り上げ、1.9％増に鈍化

 
シンガポール統計局が11月27日発表した第3四半期（7～9月）のサービス業の売り上げは前年同期比1.9％の増加だった。増加傾向は維持したが、伸びは鈍化した。第1四半期の売り上げは前年同期比3.4％増、第2四半期は2.7％増だった。
 
　第3四半期の部門別売り上げでは、運輸・倉庫部門が4.8％増、医療・社会サービスが3.4％増、ビジネスサービスが2％増だった。運輸・倉庫部門の顕著な収入増は、水上、航空需要の増加によるもの。医療・社会サービスは病院の収入増が貢献した。
 
対照的に、レクリエーション・個人向けサービス部門の売り上げは2.1％減、教育は1.4％減だった。
 
　前期比では第3四半期の売り上げは0.6％の増加で、2・四半期続いた減少から反転した。金融サービス部門以外はすべて売り上げが増加した。
 
　サービス業売り上げはサービス分野の営業収入をまとめたもので、卸売・小売業、宿泊・外食サービスは含めていない。