10月のインフレ率1.1％、前月から横ばい

 
　マレーシア統計局は11月20日、2019年10月の消費者物価指数（CPI）が122.0（2010年＝100）となり、前年同月から1.1％上昇したと発表した。上昇率は前月から横ばい。生鮮食品と政府による価格統制品を除くコア指数の上昇率は、前月を0.1ポイント下回る1.4％だった。
 
　CPI上昇率は12品目のうち10品目でプラス。アルコール飲料・たばこと雑貨が、ともに2.2％で最も高かった。通信は1.5％と、前月のマイナス0.1％からプラスに転換。マイナスだった品目は、運輸がマイナス2.3％、衣類・履物がマイナス1.3％となり、ともに下げ幅が拡大した。
 
　CPIは前月比で0.2％上昇。12品目のうち6品目がプラスで、最も伸びが高かったのは通信の1.6％だった。4品目が横ばいで、衣類・履物と雑貨の2品目はマイナスだった。
 
　19年1〜10月のCPI上昇率は前年同期比で0.6％。最も伸びが高かったのは住居・水道光熱費の1.9％、最も下げたのは運輸のマイナス3.3％だった。
 
（提供：亜州ビジネスASEAN）