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経済

2019年11月15日

木製品のBTM、LPG生産に参入

 
 木材・木製品大手のBTMリソーシズは11月13日、液化石油ガス(LPG)生産事業に参入すると発表した。カザフスタンの石油・天然ガス田近くに工場を建設する。既存事業がコスト高・利益率低下に悩まされていることから、事業多角化で収益源を確保する。
 
 カスピ海沿岸のラクシェチノエ石油・ガス田で生産される天然ガスを原料とする。鉱区内に工場を建設し、1日に1億立方フィートの天然ガスを用いて166トンのLPGと3700バレルのコンデンセートを生産する計画。内部収益率(IRR)は12%以上を見込む。
 
 同石油・ガス田を開発するマレーシア系企業マークモア・エナジー(ラブアン)(MELL)と同日、天然ガス供給などに関する基本合意書を交わした。BTMはMELLに対し、現金5000万米ドルを支払うほか、3300万米ドル相当の普通株と4000万米ドル相当の転換権付き優先株を発行する。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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