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経済

2019年11月13日

住宅開発庁、今年最多の8千戸のフラットを売り出し

 
 シンガポール住宅開発庁(HDB)は11月12日、住宅(HDBフラット)8,170戸の募集を開始した。1回の売り出しでは今年の最多。うち、BTO(購入予約が一定比率以上になれば建設する方式)のフラットが4,571戸で今年の最多。BTOの売れ残り物件の売り出し(SBF)が3,599戸となった。BTO方式のフラットは多くが森の町と称される西部のテンガーに、残りは中部アン・モ・キオと東部タンピネスに建設される。購入申し込みは11月18日まで。
 
 テンガーではプランテーション・ビレッジなど3つのブロックが建設される。2~4寝室のフラットで、3世代が同居可能な広い住宅も建設される。2027年に開業予定のMRT(地下鉄・高架鉄道)ジュロン地域線の駅に近い。価格は2寝室のフラットが11万Sドル(881万円、1Sドル=80.15円で計算)、3世代住宅が44万2,000Sドル(3,543万円)。
 
 アン・モ・キオでは450戸の住宅を販売する。価格は2寝室のフレキシブル住宅で17万Sドル(約1,363万円)から。ヨー・チュー・カンMRT駅に近い。タンピネスでは650戸を売り出す。2~4寝室のフラットで、価格は14万5,000Sドル(約1,162万円)から。
 
 HDBはタンピネスでの住宅建設を増やしている。不動産仲介のオレンジティー・アンド・ティエによると、チャンギ航空団地建設を含むチャンギ開発マスタープランを住宅面から支える狙いがあるという。

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