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経済

2019年11月12日

電気自動車・ハイブリッドタクシーが主流に、電気自動車は来年から運行

 
 シンガポール陸運庁(LTA)は来年、電気バス60台を商業サービスに導入する。蓄電池が大きいため、通常サイズのバスの乗客定員は80人、2階建てバスは120人と、ディーゼル燃料で動くバスより10%少ない。
 
 バスのメーカーは、中国の宇通客車、同BYDおよびシンガポール・テクノロジーズ・エンジアリング・ランド・システムズの3社。100%電動のバスで、年に7,840トンの二酸化炭素排出削減になるという。乗用車1,700台に相当する量だ。中国の2社のバスはリン酸鉄リチウム電池を使用しており、フル充電時の航続距離は200~300キロメートル。
 
 タクシーではディーゼル車から、ガソリンと電気で走るハイブリッド車への移行が進んでいる。LTAによると、タクシー会社が保有する車両1万8,772台のうち、ハイブリッドが7,259台、電気自動車が133台。最大手コンフォートデルグロは1万1,000台のうちハイブリッド車が3,500台。古くなったディーゼル車をハイブリッドに替えており、今年は韓国ヒュンダイ(現代自動車)のアイオニックを2,200台、トヨタ自動車のプリウスを1,000台、注文した。
 
 プライム・タクシーは全保有車両がハイブリッド。HDTTは129台すべてが電気自動車。

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