シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPCPFの年金給付、給付年齢上限を95歳から90歳に引き下げ

経済
社会

2019年11月6日

CPFの年金給付、給付年齢上限を95歳から90歳に引き下げ

 
 年金制度である中央積立基金(CPF)の年金給付規定が改定される。現行の年金給付スキーム(RSS)では給付年齢の上限を95歳としているが、これを90歳に引き下げる。来年7月1日かそれ以降、65歳になる加入者から適用する。給付総額は変わらないため、毎月受け取る年金額は多くなる。
 
 RSSについては、国民から95歳までの支給は長すぎるとの意見が多かったため、政府は改定を決めた。RSSでは基礎年金支払いは通常、支給開始年齢の65歳から20年間で、その後の給付は55歳以上になってから得られた付加的利子から支払われる。
 
 CPF加入者の約3分の1は90歳以上まで生きると予想しており、95歳以上生きると予想している者は20%。さらに長期の給付を希望する加入者は80歳になる前に、生涯給付のCPFライフに移行することができる。積立残高が6万Sドル(約480万円)以上あることが条件。

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