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社会

2019年11月5日

ドローンの所有に登録義務付け、来年1月から

 
 国会は、ドローン(無人飛行機)の所有に登録を義務付け、違法使用した者に対する罰則を厳しくした航空ナビゲーション改正法案を承認した。重量250グラム以上のドローンを所有する者が登録しなければならない。施行は1月2日で、運輸省は3ヵ月の猶予を与える。
 
 無許可でのドローンの使用に対しては最長2年の禁錮と最高5万Sドル(約400万円)の罰金が、再犯の場合は最長5年の禁錮と最高10万Sドル(約799万円)の罰金が科せられる。現行法では初犯に対し罰金のみ科している。空港の近くなど指定域でドローンを飛ばした者に対する罰則は、初犯が同2年の禁錮と5万Sドルの罰金。再犯の場合は、5年の禁錮と10万Sドルの罰金となる。
 
 趣旨説明でラム・ピンミン閣外上級相(運輸担当)は「罰金が最高2万Sドル(約160万円)の現行規定では抑止力にならない。過ちから学ぼうとしない再犯者に対する罰を厳しくする必要がある」と述べた。政府は6月、チャンギ空港の保護空域でドローンの不法飛行があった事件をきっかけに、法改正に乗り出した。この事件では55便に遅れが発生し、8便は行き先を変更した。
 
 容疑者まだ逮捕されていない。またこの後、チャンギ空港でのドローン飛行はない。

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