シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPビジネス環境の現状、シンガポールは2位を維持

経済
国際

2019年10月24日

ビジネス環境の現状、シンガポールは2位を維持

 
 世界銀行が10月24日発表した今年度版ビジネス環境の現状報告で、シンガポールは前年に続きビジネスのしやすさで2位を維持した。
 
 総合順位は1位がニュージーランド。以下、シンガポール、香港、デンマーク、韓国、米国、ジョージア、英国、ノルウェー、スウェーデンで、日本は29位。
 
 東アジア・太平洋の国・地域の改革の動きでは、インドネシアとミャンマーがそれぞれ5件の改革に乗り出した。ほとんどが情報通信技術(ICT)を活用しての改善だった。ほかに上位にランクされたのは、香港が3位、マレーシアが12位、台湾が15位、タイが21位。
 
 中国は31位で、最も改善点の多い国の1つだった。ランキング下位はミャンマーの165位と東ティモールの181位。ミャンマーは契約履行面が弱いとの評価。しかしオンラインによる企業登記システムを導入し、企業登記を容易にした。
 
 同報告では190カ国や地域で5月1日までの12ヵ月間に、10のビジネス活動分野で実施された改革をまとめており、各政府がビジネス環境を改善し、雇用創出や商業活動の拡大、所得向上への道筋をつけるため、計294件の改革を実施したと報告した。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPビジネス環境の現状、シンガポールは2位を維持