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経済

2019年10月23日

STエンジが来年ジュロン島で無人バスの試験運行、日本でも

 
 政府系STエンジニアリングは10月22日、石油化学工場が集積するジュロン島で来年6月にも、運転手がいない無人バスの試験運行を開始すると発表した。日本でも来年、数台を配備する計画で、東京と佐渡で運行するという。
 
 STエンジニアリングは2022年から、ポンゴル、テンガー、ジュロン・イノベーション地区における無人バス運行の入札に応募するため、SBSトランジット、独シーメンスと連合体を組織したことも明らかにした。
 
 STエンジニアリングは6月から、乗客定員80人の全長12メートルの自動運転バスを客なしで試験運行しているが、来年6月からは客を乗せ運行する。必要に応じてバスの動きを追跡するために、運転士も同乗し、乗客はシートベルトの着用を求められる。バスは検問所を起点に各職場まで労働者を輸送する。
 
 STエンジニアリングは全長5メートルと7メートルのバスをすでに開発しており、今回使用しているのは3台目。事故はゼロだが、リー・シャンロン社長(陸運システム部門)によると、さらに安全、信頼性を高めるためのエンジニアリング作業が必要だという。

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