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経済

2019年10月21日

チャンギ空港の商業施設ジュエル、首相をゲストに開所式

 
 4月に開業したチャンギ空港の10階建て新商業施設「ジュエル」の開所式が10月18日、リー・シェンロン首相をゲストに行われた。
 
 開業以来の来場者は延べ5,000万人で、年間目標の4,000万~5,000万人を既に上回った。リー氏は「ジュエルは国際的評価を得て、国民が誇れる存在になった。われわれが大きな夢を抱き、それに打ち込むとき、不可能なことはないことを改めて認識されてくれた」と述べた。
 
 ジュエルが建設された土地は第1ターミナル正面にあり、屋外駐車場があった。リー氏によると、駐車スペースを増やすための改修を当初計画していたが、土地が持つ潜在性を開花させるため、開発チームは物販・娯楽施設を建設するとの考えに至り、空港とはこうあるべきとの考えを転換することになったという。
 
 設計を請け負った著名建築家・都市デザイナーのモシェ・サフディ氏も開所式に招かれた。同氏はマリーナ・ベイ・サンズも設計している。
 
 ジュエルの開発母体は、空港を運営するチャンギ・エアポート・グループ(CAG)と東南アジア最大の不動産デベロッパーのキャピタランドで事業費は17億Sドル(約1,349億円)と予算内に収まった。
 
 リー氏は、ジュエル誕生でチャンギ空港の国際競争力は増したと述べた。

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