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経済

2019年10月14日

イスカンダル開発、投資認可3千億リンギ超え

 
 ジョホール州南部で開発が進むイスカンダル・マレーシアで、2006年から19年6月までの投資認可額が累計3020億9000万リンギ(約7兆7300億円)に上ったことがイスカンダル地域開発庁(IRDA)のデータで分かった。投資実行額は1722億リンギで、実行率は57%。中国企業による不動産、シンガポール企業による製造業への投資が目立つ。ニュー・ストレーツ・タイムズが9日付で伝えた。
 
 投資実行額のうち39%は外国直接投資(FDI)で、中国企業は19年6月までに406億5000万リンギ、シンガポール企業は205億リンギを投じた。
 
 英系不動産サービス会社ナイトフランク・マレーシアのサルクナン・スブラマニアム社長は、このペースが続けば25年までの目標である投資実行額3830億リンギを達成できるとコメント。IRDAやマレーシア・デジタル経済公社、マレーシア投資開発庁(MIDA)による投資優遇策が奏功していると話した。
 
 サルクナン社長はまた、外国企業は投資先を選ぶ際に立地条件の良さや運営コストの安さ、高度人材の集め易さを重点に置くと述べた上で、イスカンダルがこれら条件を充足できていることが投資誘致に繋がっていることを示唆した。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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