シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP学生、新人社員の海外就労を後押し、政府が賃金の70%を支給

経済

2019年10月11日

学生、新人社員の海外就労を後押し、政府が賃金の70%を支給

 
 学生や新人社員に海外就労の経験を積ませるための賃金支援計画「世界に通用する人材」が10月10日、開始された。ライフスタイル、消費財、メディア、製造、工学部門の国内企業60社が110の海外就労体験の職と、86の管理職見習いの地位を提供する。政府はこの先5年間で5,000人の海外就労を想定している。
 
 チャン・チュンシン通産相が技術教育学院(ITE)、ポリテクニック(工芸学校)、大学、および勤務年数の少ない労働者、計130人を前に発表した。
 
 チャン氏は「製品、作業の技術革新、市場拡大を企業に働きかけているが、それを可能にするのは人材だ」と賃金支援計画の意義を説明した。海外就労の場を提供する企業は、当該社員に支給する手当、賃金の最大70%の助成を受け取る。
 
 就労先は、東南アジア、インド、中国で、管理職見習いの場合、任期は1年以上。貿易推進機関のエンタープライズ・シンガポールが、業界団体、商工会議所、高等教育機関の協力を得て実行する。

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