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2019年10月9日

バーチャルパワープラントの開発、南洋理工大学が受託

 
 シンガポールでバーチャルパワープラント(VPP)が開発される。エネルギー市場監督庁(EMA)とセムコープ・インダストリーズは10月8日の共同声明で、VPPの開発を南洋理工大学(NTU)に委託することを決め、助成金を交付したと発表した。開発にはNTU付属エネルギー研究所のコー・リャンモン氏のチームが当たる。2022年の完成を目指している。
 
 VPPは複数の分散電源を通信ネットワークでまとめて統御、管理するシステムで、電力の需給バランスを機動的にとることにより、あたかも一つの発電所のように仮想的に機能させる解決法。分散電源には、小規模の自家発電設備、太陽光発電や風力発電など再生可能エネルギーによる発電、燃料電池・蓄電池が含まれる。
 
 EMAとセムコープはエネルギーの分野において新たな能力の開発を推進することで合意しており、セムコープは1,000万Sドル(約7億7,470万円)の拠出を約束している。
 
 声明によると、今回開発するVPPには需要予測・最適化システムを組み込む。分散電源方式であるため、どこかで故障が生じた場合、直ちに隔離でき、送電停止を抑制できるという。EMAのギアム・シーチュン最高責任者は、経済成長には電力が必要だが、同時に環境を保護する電力システムであることも必要だと述べた。

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