グレンジ・ロードの駐車場、イベントスペースに

 
　政府はオーチャード・ロード東端のサマセットMRT（地下鉄・高架鉄道）駅近くにあるグレンジ・ロードの屋外駐車場をイベントスペースに用途変更することを決めた。敷地面積は4,482平方フィート（416平方メートル）で、土地を管理している都市再開発庁（URA）は2020年2月末で駐車場としての営業を停止する。
 
　URA、シンガポール国土庁、シンガポール政府観光局（STB）の3機関が共同で今月、同地の運営に当たる業者を募集する入札を実施する。蚤（のみ）の市、非定期のイベント、キッチンカー（フードトラック）などを政府として想定している。
 
　URAが運営している屋外駐車場を臨時のイベントスペースとして活用するとのアイデアが出されたのは2017年。オーチャード・ロードの活性化が目的で、グレンジ・ロードの駐車場ではこれまでに6回、露天市場などのイベントが単発的に行われた。
 
　運営業者を指名することで定期的活動を奨励する。落札業者は来年3月から3年間、運営権を与られる。