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政治
社会

2019年9月26日

外国の内政干渉に対抗する法律が必要=シャンムガム内相

 
 シャンムガム法相兼内相は9月25日、ラジャラトナム国際研究大学院主催の外国からの内政干渉に関する会議で、内政、世論に影響を与えようとする外国勢力の試みに対抗するための法律がシンガポールに必要だと述べた。同氏は、多くの国が昔から外国の内政に干渉しようとしてきたと指摘。インターネットがこうした試みに大きな変化をもたらし、他国の政治、安定を損なう力は軍事力以上だと述べた。
 
 シンガポールに関して言えば、敵対的情報活動に対し、捜査し、速やかに対処できる法律でなければならない。また敵対的情報の出所を突き止め、どの程度外国の影響を受けているかの捜査権限が与えられる法律でなければならないという。政治に関係する特定の組織においては、外国人の幹部登用を抑制することも検討する必要があるという。
 
 内政に影響を与えようとする動きの具体例としてシャンムガム氏は、シンガポールの活動家グループが昨年、シンガポールに民主主義をもたらすよう要請するためマレーシアのマハティール首相に会ったことや、「ジ・オンライン・シチズン」(TOC)というウェブサイトが外国人を雇用し、シンガポールに否定的な記事を書かせていたことを挙げた。

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