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経済

2019年9月23日

ブラニ島をセントーサ島と融合させ観光開発、マーライオン像は撤去

 
 セントーサ島と本島との中間に位置するブラニ島をセントーサ島と融合的に観光開発する計画の詳細が発表された。セントーサ島を訪問する観光客は年々増加。島の南北を貫く道路を拡幅して大通りにする計画に伴い、島の象徴の一つである高さ37メートルのマーライオン像は取り壊される。像の営業は10月20日まで。
 
 セントーサ開発公社(SDC)はセンサリースケープの名称で開発事業を推進する。事業費は9,000万Sドル(約70億2,450万円)。現在の遊歩道に替え、リゾート・ワールド・セントーサと海岸に面した南部の間に2層式の大通りを整備する。通りの延べ面積は3万平方メートル。
 
 SDCは2つの島を5つのゾーンに分け観光施設を整備。島内の往来も容易にする。ブラニ島の面積は1.22平方キロメートルで、現在、貨物ターミナルがあるが、2027年までに西部トゥアスに移管する。警察の沿岸警備隊本部は引き続きブラニ島に置く。
 
 マーライオン像が建設されたのは1995年で、当時のセントーサ島訪問者は年400万~500万人。現在は1,900万人で、SDCのクエック・スウィークアン最高経営責任者は、今までより歩道を広げる必要が生じていると説明した。大通りは現在の2倍の収容能力を持つ。

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