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経済

2019年9月19日

チャンギ空港周辺で道路などインフラ整備、移動が容易に

 
 陸運庁(LTA)は9月18日、チャンギ空港の北側と南側で道路を中心にインフラ整備を行うと発表した。道路の拡幅・新設、陸橋建設、サイクリングレーン整備を行い交通の便を改善。また開発予定の空港第5ターミナルへのアクセスを容易にする。
 
 LTAは年内に入札を開始し、来年着工する計画だ。ラグーナ・ゴルフクラブの一部の敷地と、3社が賃貸しているJTCの土地が接収対象で、完工は2029年の予定。
 
 工事は北側の「チャンギ・ノーザン回廊」と南側の「チャンギ・サザン回廊」の2カ所。北部回廊ではタンピネス高速道路とロヤン・ウエー間に陸橋を建設する。ロヤン・アベニューにはバスレーンを道路の両側に整備。同アベニューとテロック・パク・ロード沿いにはサイクリング道路を整備し、既存の公園連結ネットワークと接続する。新道と陸橋の地下には、チャンギとトゥアスを結ぶMRTクロス・アイランド線(CRL)が建設されるため、3層構造の交通インフラになる。
 
 南部回廊ではタナメラ・コースト・ロードとイースト・コースト・パークウエー(ECP)を第5ターミナルと結ぶ新道を2本、整備する。パン・アイランド高速道路、ECPおよびシーリン・ロードは拡幅する。
 
 LTAによれば、これらの陸運インフラ整備で既存幹線道路の交通混雑は緩和が期待できる。

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