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経済

2019年9月13日

7月の小売売上高2%減、6カ月連続でマイナス

 
 シンガポール統計局が9月12日発表した2019年7月の小売業売上高指数(名目、2017年=100)は93.7となり、前年同月比で2.0%低下した。指数の低下は6カ月連続となり、下げ幅は前月から縮小している。
 
 14業種のうち11業種でマイナス。特に時計・宝飾店(マイナス11.5%)が2けたのマイナス成長。ほか、スマートフォンや家庭向け製品の需要減を背景に、コンピューター・通信機器店(マイナス6.4%)や家具・住宅設備店(マイナス5.9%)の下げ幅が大きかった。
 
 一方、プラスだった業種では、医療品・パーソナルケア用品店と光学製品・書店がそろってプラス2.6%と上げ幅が最大。医療品・パーソナルケア用品店では、化粧品などの販売好調が寄与した。また、自動車販売店が(プラス0.2%)4カ月ぶり、スーパー・ハイパーマーケット(プラス0.2%)が6カ月ぶりにプラスに転じている。
 
 7月の小売売上高(推計)は1.8%減の36億シンガポールドル(約2800億円)。うちインターネット通販は5.6%を占めた。食品飲料サービス売上高(推計)は3.2%増の8億7700万シンガポールドルだった。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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