エグゼクジェット、スバン空港のMRO基盤強化へ

 
　ビジネスジェット機のMRO（整備・修理・分解点検）を専門に手掛けるエグゼクジェットMROサービス・マレーシアは、首都圏セランゴール州のスバン空港のMRO基盤を強化する。現在は同空港に5900平方メートルの施設をリースしているが、2021〜22年までに同空港内の9000〜1万4000平方メートルの施設に移転。従業員も現在の50人から80人に増員するとしている。ニュー・ストレーツ・タイムズが伝えた。
 
　現在は月30機のMROを手掛けているが、より広い施設に移転することで月40〜45機を扱えるようにする。なお実現に向けて必要な投資額は今のところ未定。建設会社などと協議を進めている段階という。
 
　政府はマレーシアを域内のMROハブとして育成したい考え。香港やシンガポールの空港は混雑して拡張の余地が少ない一方、スバン空港には土地が十分あるため、空港運営のマレーシア・エアポーツ・ホールディングス（MAHB）はスバン空港をビジネスジェット機のMROハブとする構想を掲げている。
 
（提供：亜州ビジネスASEAN）