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経済
国際

2019年9月12日

会議・展示会目的の入国奨励措置、すべての国の旅行者に適用

 
 シンガポール政府観光局(STB)は、会議や展示会目的、報奨旅行でシンガポールを訪問する団体を優遇するシンガポール・インセンティブ・リワード(Inspire)計画を東南アジアと特定の国・地域からの入国者に適用していたが、米州、オセアニアを含めすべての国・地域からの入国者に拡大適用する。
 
 20人以上の小・中規模のグループで、シンガポールを訪れる団体が対象で、3日以上シンガポールに宿泊することが優遇措置を受けるための条件。団体参加者はガーデンズ・バイ・ザ・ベイやリゾート・ワールド・セントーサ入場などを無料で楽しめるほか、ユネスコ世界遺産に登録された植物園で、園内のハーブや香辛料を用いた独自のカクテルを調合するなどの変わったプログラムも体験できる。
 
 ビジネスがらみの旅行者は増加傾向にあり、昨年、業務目的および国際会議・展示会・報奨旅行の入国者は前年比12%増の290万人。落とした金は7%増の47億Sドル(約3,671億円)と、入国者全体の15.7%、観光支出の17.4%を占めた。
 
 シンガポールは国際会議、展示会の誘致に熱心で、この先2年間に国際商標協会の年次総会とライオンズクラブインターナショナルの大会が開催される。ライオンズクラブ大会は2万人という大規模集会になる。

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