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経済

2019年9月9日

LNGトラック200台を購入、コンテナ移送で港湾庁

 
 シンガポール港湾庁(PSA)は液化天然ガス(LNG)を燃料とするトラック200台の調達を計画しており、入札を開始した。パシル・パンジャンのコンテナターミナルにおいて。接岸したコンテナ船とPSAのコンテナヤード間のコンテナ移送に利用する。
 
 LNG車は一般にディーゼル車より高価だが、PSAによると、使用開始から廃車までを通じたコスト効果はLNG車の方が高いという。LNG車200台で全体の15%を占めるといい、現在はコンテナ移送にディーゼル車を使用しているが、二酸化炭素削減のために段階的にLNG車を増やしていく。
 
 PSAはいずれすべてのコンテナ取扱業務を西部のトゥアスに移管するが、その際にはディーゼルトラックに替え、誘導装置の付いた電動トラックを導入する。また、環境負荷を軽減する計画を進めており、8月には港湾サービス部門子会社のPSAマリンが、ディーゼル油とLNGのどちらでも動くタグボートを導入した。
 
 LNGトラックの導入に備え、PSAは専用のLNGスタンドを港湾に整備する。LNG車は二酸化炭素排出がわずかで、硫黄酸化物はほほゼロ。

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