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経済

2019年9月5日

7月の輸出1.7%増、電気・電子が伸びる

 
 マレーシア統計局が4日発表した貿易統計によると、2019年7月の輸出額は前年同月比1.7%増の879億6250万リンギ(約2兆2200億円)だった。増加は2カ月ぶり。前月に落ち込んだ主力の電気・電子製品がプラスに転じたほか、中国向け液化天然ガス(LNG)の急増などが全体を押し上げた。
 
 電気・電子は4.5%増加。シンガポール向けが10.2%増と好調だった。LNGは平均価格が下がったものの、輸出量が44.6%増え、輸出額は31.3%増の33億リンギに拡大した。うち中国向けは43.5%増の8億4890万リンギと大きく伸びている。このほか天然ゴムの輸出額が、価格の上昇と輸出量の増加で25.5%拡大。石油製品の輸出額も3.2%の増加だった。一方、原油は輸出量が半減。パーム油・パーム油製品は値下がりで輸入額が9.9%落ち込んだ。
 
 国・地域別の輸出額は、台湾向けが1.5倍に拡大したほか、中国向けが3.8%増、米国向けが7.9%増などプラスだった。一方、対日輸出は6.3%減少した。
 
 全体の輸入額は5.9%減の736億9140万リンギと、2カ月連続のマイナス。資本財が13.9%減、中間財が3.4%減、消費財が5.0%減といずれも落ち込んだ。貿易収支は142億7110万リンギの黒字だった。
 
 1〜7月は輸出額が前年同期比0.4%減の5694億6150万リンギ、輸入額が2.6%減の4878億3840万リンギ、貿易収支が816億2300万リンギの黒字だった。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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