安全な都市ランキング、シンガポールは東京に次ぐ2位

 
　英エコノミストの調査部門、エコノミスト・インテリジェンス・ユニットがまとめた世界の安全な都市指数（SCI）で、シンガポールは2017年の前回調査時と同様、2位にランクされた。1位は東京。都市の安全性をテーマに、サイバーセキュリティー、医療・健康環境の安全性、インフラの安全性、個人の安全性の4つのカテゴリーで60都市を分析した。
 
　今回から緊急時サービスの存在とサービス提供の速度、災害に備えた計画の存在、サイバー攻撃から情報インフラを防御する能力などを調査項目に加えた。調査は15年、17年に次ぐ3回目で、NECが協賛している。3位～10位は、大阪、アムステルダム、シドニー、トロント、ワシントン、コペンハーゲンとソウル（8位タイ）、メルボルン。
 
　項目別で、シンガポールはインフラと個人の安全性で最高の評価だった。これには監視カメラ（CCTV）の設置数が関係しており、調査会社のコンパリテックが7月に発表した分析では、監視カメラ設置数は1,000人当たり15.25台で、世界で11番目に最も監視されている都市だ。サイバーセキュリティーでも2位と高評価だったが、医療・健康の安全性では8位だった。
 
　各項目は絡み合っているため、1項目が極めて優れていて、ほかの項目が劣る、という都市はほとんどなかった。