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社会

2019年8月21日

自閉症の児童が増加、過去5年間の増加率は年15%

 
 自閉症の子どもが増えており、学校も受け入れ態勢を充実させている。保健省によると、典型的な自閉症である自閉症スペクトラム障害(ASD)と病院で診断された6歳までの子どもは過去5年間、年15%のペースで増加した。
 
 専門家は、高い教育を受けた親が子どもの自閉症にこれまでより気付くようになったこと、診断面の改善が増加の背景にあるとしている。自閉症児を受け入れる学校の需要も高まっており、2校が受け入れ枠拡大の準備を進めている。
 
 軽度の自閉症児を受け入れているパスライト・スクールでは初等・中等教育で計1,456人の自閉症の生徒が学んでおり、タンピネスに500人を受け入れられる初等教育向けキャンパスを建設中だ。
 
 ブキッバトのエデン・スクールは中程度~重度の自閉症児の学校で、7~18歳の生徒が通っている。今年の入学生は353人。最多350人が学べる第2キャンパスを建設中だ。

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