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経済

2019年8月21日

上半期の外国からの投資は81億ドル、昨年以上のペース

 
 上半期の外国からの直接投資(FDI、認可ベース)は81億Sドル(約6,219億円)で、経済開発庁(EDB)が立てた今年通年の予想(80億~100億Sドル)に届いた。米中貿易摩擦など向かい風が吹く中での達成で、大方の予想を上回った。昨年通年のFDIは109億Sドルだった。
 
 投資が多かった部門は、テクノロジー、化学品、データ科学で、米国、欧州企業が投資をけん引した。ただ、マレーシア系メイバンクのエコノミストによると、あくまで投資約定であり、実際の投資額は約定を大きく下回る可能性もある。また投資が雇用創出に結びつくことが重要だという。
 
 米中貿易摩擦の影響でサプライチェーンに変化が起きているが、シンガポールが変化の恩恵を受けているかは不明だという。

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