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日系企業・社会

2019年8月21日

食品卸のトーホー、水産品卸業者を買収

 
 食品卸売りのトーホーは8月20日、シンガポールの業務用水産品の卸売業者を買収すると発表した。ロブスターなど生鮮水産物を扱うゴールデン・オーシャン・シーフード(S)の全株式を取得。取り扱い商品の拡充、販路の拡大につなげる。
 
 トーホーは現在、同国で現地の外食産業向けに日本食材と青果物の卸売り事業を展開。ただ、ゴールデンが販売する水産物の取り扱いはないという。トーホーは21日に株式譲渡契約を締結し、22日に株式を取得する予定。取得額は非公表としている。
 
 ゴールデンは1998年創業で資本金800万円。水産品をホテルやレストランなどに販売し、2018年の売上高は3億5900万円、純利益は2400万円だった。
 
 トーホーは2015年に日本食材卸売りのシンガポール企業を買収して海外に進出。現在はシンガポールで5社、マレーシアと香港で1社ずつを展開している。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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