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経済
社会

2019年8月15日

陸運庁が売却のシェア自転車6千台、ミャンマーで第2の人生

 
 無差別に放置、放棄されていたシェア自転車5,999台が、長距離の徒歩通学を余儀なくされているミャンマーの学生のもとで第2の「人生」を歩むことになった。
 
 陸運庁(LTA)は倉庫に保管していたこれらの自転車を入札にかけ、シェア自転車のエニーホイールが1台5Sドル(約380円)で落札した。LTAは約3万Sドル(約230万円)の売却収入を、金銭的に恵まれない労働者、学生の交通費を支援するLTAの基金に寄付する。
 
 エニーホイールの創業者はミャンマー人のテ・アウン氏で、ミャンマーの非営利団体「レスウオーク」と協力し、自転車を修理し、海上輸送する。修理・輸送費用は1台当たり40~50Sドル(約3,100~3,800円)。
 
 レスウオーク創設者はシンガポール在住18年の、シンガポールで教育を受けたミャンマー国籍のマイク・タン・トゥン・ウィン氏で、以前も使われなくなったシェア自転車1万台を買い取り、ミャンマーに送った。
 
 テ・アウン氏は「見捨てられたシェア自転車を善なる目的に再利用できることを強調したい」と語った。

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