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経済

2019年8月14日

第2四半期の企業業績が悪化、先行き景況感も

 
 ビジネス・タイムズとシンガポール社会科学大学が実施した景気ウオッチャー調査によると、第2四半期は業績が悪化した企業の割合が拡大した。景気の現状判断DI(業績が改善した企業の割合-悪化した企業の割合)のうち、売上高DIはマイナス35%で、前期調査時のマイナス14%より悪化した。調査には外資系を含む135社が回答した。
 
 利益DIは前期より4ポイント下落のマイナス37%、新規受注DIは6ポイント下落のマイナス31%だった。下半期に対する見通しを示す業況判断DI(好転予想企業の割合-悪化予想企業の割合)は18ポイント下落のマイナス40%だった。
 
 企業規模別の業況判断DIは、小規模企業がマイナス62%、大手企業がマイナス38%だった。小規模企業は海外市場に打って出る資金力がなく、国内では経費増に直面するという苦境にあるためと考えられるという。
 
 産業部門別では、最もDIが良好でなかったのは製造業。最も楽観的なのは公共工事の受注で上向いている建設業だった。

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