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経済

2019年8月7日

配車サービス提供業者、免許制に移行

 
 配車サービス業者に営業免許の取得を義務付けた法案が8月6日、国会に提出された。同案では客を2地点間で輸送する業者を、流しで客を拾うライドヘイリング(タクシー)免許と、配車サービスの免許に分け、グラブ、ゴージェックは配車サービス業者としての免許取得を求められる。
 
 ジャニル・プトゥチアリー閣外上級相(運輸担当)の趣旨説明によると、保有車両が800台以上の業者が免許取得を義務付けられ、800台以下の場合は取得を免除される。無免許でのサービス提供には罰金、禁錮刑が科せられる。
 
 免許制への移行に伴い、陸運庁(LTA)は安全基準を厳しくする。輸送サービス提供業者はサービスを満足に提供できるよう車両を良好な状態に保つことを求められる。運転士が幾度も事故を起こす、あるいは違反行為がある場合、運営業者が行政処分を受ける。運営業者は業務、事故の記録を保持し、必要な情報をLTAの要請に応じ提出するほか、運転士がほかの業者に移籍するのを妨げてはならない。
 
 シンガポールで営業に利用されている車両はタクシーが2万台、配車サービス用が4万5,000台。2地点間輸送サービスの3分の2強は配車サービス業者が提供している。
 

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