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文化

2019年8月5日

シンガポールの歴史の「証人」パダンを国の記念碑に指定

 
 シンガポール遺産局(NHB)史跡・記念建造物保存部は、官庁街の中心にある4.3ヘクタールの広場「パダン」とシンガポール川に架かる3本の橋を国の記念碑に指定することを決めた。誰もが利用できる緑の広場が記念碑に指定されたのは初めて。これで国指定の記念建造物・史跡は74になった。
 
 パダンは行政・司法・立法機関の建物や文化施設に囲まれた広場で、地区全体を”シビック・ディストリクト”と呼んでいる。東インド会社の事務所設立を認める1819年条約交渉が、英国代表とジョホール・スルタンとの間で行われたのもこの場所。この条約により、シンガポールは東インド会社の植民地となった。59年にシンガポールが自治州になった時は、後に初代大統領となったユソフ・イシャク国王の就任宣誓の場となった。また、66年には初めて独立記念日パレードが行われるなど、歴史的出来事に彩られた場所である。
 
 発表に当たったヘン・スイーキアット副首相は「国家としての発展を記す重要な出来事があった場所だ」と説明した。植民地時代から、旧正月、国王誕生日、記念祭など多数の人が集まる行事に利用されてきた。
 
 記念建造物の指定を受けたのは河口近くにある3本の橋(カベナ、アンダーソン、エルジン)で、建築様式としての重要性と、貿易都市としての発展に寄与した点が評価された。

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