2019年8月2日
アルミ最大手プレスメタル、製錬所を新設へ
アルミニウム製錬・押出製品最大手プレスメタル・ホールディングスは7月31日、サラワク州ビントゥルのサマラジュ工業団地に同社3カ所目となるアルミニウム製錬所を建設すると発表した。年産能力は32万トン。完成後に同社全体の年産能力は108万トンに増える。
同州政府系の電力会社サラワク・エナジー(SEB)の完全子会社SESCOと、最大500メガワット(MW)の電力購入契約(PPA)を同日に締結。電力を確保したことで製錬所の増設が可能になった。
SESCOはPPAに基づき、まず300MWの電力供給を来年10月までに開始し、少なくとも15年に渡って供給する。残り200MWはSESCOの準備が整い次第、供給する。
プレスメタルは同工業団地と同州ムカで製錬所を運営。年産能力はそれぞれ64万トン、12万トンに上る。両製錬所とも住友商事が20%、プレスメタルが80%を出資している。
(提供:亜州ビジネスASEAN)