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日系企業・社会

2019年7月30日

海外初開催! 障がいについて気づきの体験授業「あすチャレ! School」

 チャレンジすることの素晴らしさを伝える、体験型出前授業「あすチャレ! School」 が、7月22日(木)シンガポール日本人学校小学部クレメンティ校で開催された。
 
 パラアスリートが講師を務め、デモンストレーション、パラスポーツ体験、講話の3部から構成される90分間のプログラムで、主催は「日本財団パラリンピックサポートセンター(協賛:日本航空)」。2017年から日本全国展開を開始し、2019年6月末までに736校、116,574名の児童・生徒が受講した。
 
 海外初開催となる今回、講師はシドニー2000パラリンピック男子車いすバスケットボール日本代表キャプテン 、日本財団パラリンピックサポートセンター「あすチャレ!」プロジェクトディレクターの根木慎志さん。18歳の時に交通事故で脊髄を損傷し、車いす生活に。車いすバスケットボールに出会い、「どんな状況にあっても挑戦する人たち」に感銘を受けた。「チャレンジすることの素晴らしさ」を広く伝えるだけでなく、障害を他人事にしない「他者への共感」を訴える。車いすバスケットボールの試合体験では、慣れない競技用車いすに生徒、先生ともに苦戦。しかしシュートが決まると全校生徒が大きな歓声をあげて喜んだ。シュートを決めた男子生徒は、「皆の応援があったからというより、いつも練習をしているからです」と感想を述べ、会場の笑いを呼んだ。全盲のシンガーソングライター・木下航志さんのスペシャルライブでは、校歌も熱唱。
 
 点字ブロックに物が置かれていたら、それが障害になる。障害は環境が作ると気づいた、と生徒会長が感想を述べてイベントを締めくくった。
 

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