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経済

2019年7月26日

MRTサークル線最終工区、トンネル工事が開始

 
 地下鉄・高架鉄道(MRT)サークル線の最終工区(第6工区)のトンネル工事が、ケッペル駅で7月25日開始された。ケッペル/ハーバーフロント間を掘削するため、10月と12月にはトンネル掘削機2台が追加投入される。
 
 陸運庁(LTA)によると、トンネル、構造建築工事とも順調だ。トンネル拡大工事はキム・チュアン車庫でも行われており、車庫は最多113両の車両を収容できるようになる。地上はバス車庫で、550台が駐車できる。
 
 LTAは仏アルストムに12車両を追加注文しており、最終的にサークル線では87両の客車が利用される。
 
 第6工区の開業は2025年の予定。編成車両数は今後増やす計画で、そのため信号系統を改善する。また電力供給の途絶防止のため、負荷開閉器の設置など電力系統も改善する。第6工区の距離は4キロで、工費は48億5,000万Sドル(約3,847億円)と1~5工区の合計工費の半分強。1キロ当たり建設費は12億Sドル(約952億円)と1~5工区の5倍。難しい工事が多いためだ。
 
 建設される駅舎はケッペル、カントンメント、プリンス・エドワード・ロードの3つ。全面開通すると中心街外縁部を一周する33駅の線になる。

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